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吸い玉(カッピング)のお話・・


吸い玉1吸い玉2空気の乾燥が著しい今日この頃・・皆さんは喉などは痛めてないですか?

東洋医学的に乾燥は肺を傷つけ心を憂鬱にさせます。 

乾燥には充分、ご注意を!








今日は吸い玉についてお話をさせて頂きます。

・・吸い玉、カッピング、抜罐(ばっかん)等と呼ばれてる古くからある治療法です。

日本でも最近、カッピングという名でアンチエイジング方面で話題になっていますが、

日本のお灸、中国の抜罐・・と言われるほど中国では大きな病院でも行われている

ポピュラーな手法です。


この吸い玉の最大の特徴は吸い揚げる・・です。

血流が滞って悪くなった部分を吸い揚げて血流改善をする。これも効果の

一つなのですが他にも皮膚を吸い上げ効果で刺激し代謝を上げるなどもあります。

中国ではこの皮膚を刺激する効果でヘルペスの治療も行っています。

他にも様々な効果が謳われていますが私が一番、注目している吸い揚げ効果は

経絡を吸い揚げる効果です。


よくネットで吸い玉の画像を見ると背骨の両脇に吸い玉をつけているのを見ますよね?

背骨の両脇には人体に流れる経絡の中でも最大のツボ数を誇る膀胱の経絡が流れています。

この膀胱の経絡が持っているツボには眼疾患からテンカン、めまい、風邪予防、坐骨神経痛、生理痛、膀胱炎、脚気など様々な心身の不調に効果をみせるツボがあります。

なんとなく気分が乗らない時や身体の重い時にこの膀胱の経絡は身体の奥に沈んでしまうのです。


経絡は気の流れ道と言われますが時間、体調、体質などで流れる位置が微妙に変わります。

その変化が生理的な範囲で収まっていれば問題無いのですが疲労を溜めたり不摂生をしていると経絡の流れは生理的な範囲を逸脱し変化が大きくなります。

この変化の中で最も顕著なのが先にもお話しした沈んでしまう事です。


沈んでしまった経絡の流れを本来の位置に戻す事が出来れば自然と不調は取り除く事が出来ます。

この手段として吸い玉はとても効果的といえます。


実際に施術をしてもらった後はなんとも言えぬ解放感に包まれ高揚感すら覚えます。

首から腰にかけて感じていたドンヨリした物が全て吸い玉に吸いあげられ皮膚から出て行ってしまった様です。


添付の少し見苦しい画像は吸い玉を施した私の背中です・・ブログ用に2カ所だけスタッフに据えてもらいました。

一見、痛々しい痕が残ってますが4~5日でキレイに消えました。


これから迎える年末の忙しくなる折に皆様もお試し下さいね。

吸い玉の痕は個人差はありますが長くても2週間程度で消えます。





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