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呼吸法でストレスに打ち勝つ!!


もの凄い猛暑の日々が続いていますが皆様はいかがお過ごしでしょうか?

熱中症や冷房病には充分に注意して夏を楽しんで下さいね


さて・・今日は呼吸を整える事でストレスに打ち勝つお話しをしていきましょう

呼吸とストレス・・一見、関係の無い事と思いますが実は密接に関連しあっているのです

呼吸を大きくゆったりすると自然と心身の緊張が緩んでくるのです


精神的にも肉体的にも緊張が続いたり不安感に気持ちが支配されると呼吸が浅くなったり息苦しくなったりしませんか?

この状態が長く続くとどうなるでしょう?

影響は色々とありますがまず最初に気持ちがネガティブになります・・・

ネガティブになると気持ちが縮こまってしまいますよね

すると身体も同時に縮こまります・・・その状態が続くと肩や首、背中が凝ってきます

次に姿勢が悪くなってきます

姿勢が悪くなると呼吸もさらに浅くなります

するとさらに肩や背中が・・もう負の連鎖ですね

これがストレスで肩が凝るメカニズムなんですね


この負のスパイラルを断ち切るにはどうしましょう・・

マッサージや鍼も効果的なのですがその効果は長続きしませんね・・(私たちとしてはとても悔しいのですが・・)

生活習慣を改善・・これもお仕事をされてる人はどうしても仕事優先で考えてしまって難しいと思います

そこで考えたいのが呼吸です


少しだけ呼吸について説明をさせて下さい

呼吸は肺で行っています

古い空気を吐いて新しい空気を吸うんですね

空気を吐くのを’呼息’といいます

空気を吸うのを’吸息’といいます

これを合わせて呼吸です


この呼吸は肺が膨らんだり しぼんだりして行われるのですが肺だけ単体で膨らんだりはしません

詳しい説明は省いちゃいますが肺が膨らむのは肋骨が動いて胸の中が陰圧になり肺が膨らみ空気を取り込む・・

この肋骨を動かすのが筋肉なんです

もちろん膨らんだ肺を戻すのも筋肉です


肺を膨らませて新鮮な空気を取り込みます

この肺を膨らます筋肉を吸息筋といいます

膨らんだ肺を元に戻し古い空気を吐きだします

この肺を元に戻す筋肉を呼息筋と呼びます

これらを合わせて呼吸筋といいます


この吸息筋と呼息筋がバランスよく働くことで呼吸がスムーズに行われているんです

過度のストレスなんかで呼吸が浅くなったり早くなったりすると呼吸筋のバランスが崩れてしまうのです


この呼吸筋は手や足の筋肉と違って意識しなくても動いてます

当然ですよね?! 呼吸筋が動かないという事は呼吸が止まっているという事ですからね・・

この呼吸筋は運動神経と自律神経によってコントロールされてるんです


ここで注目して頂きたいのが自律神経によって呼吸筋がコントロールされているという事です

自律神経がうまく機能しないのが自律神経失調症です

この自律神経失調症の大きな要因にストレスが考えられますね

自律神経失調症の代表的な症状を見てみましょう・・

めまい、動悸、血圧不安定、耳鳴り、震え、過呼吸・・・代表的な症状がこのくらいだと思います

他にも情緒不安定や不眠症などもありますけどこれらについては今後、改めて説明したいと思います


先程、お話しした様に・・・・

自律神経失調症の大きな要因にストレスが考えられます

ストレスを感じ続けると呼吸が浅く小さくなります

何を言いたいのかと申しますと・・

呼吸を整える事でストレスを回避し・・合わせて自律神経失調症を予防する・・これです!!


しかしながらストレスも自律神経失調症もこんな単純では無いですよね?!

逆にこんな単純なら誰も苦労しないですもんね


では過度のストレスに襲われた時や自律神経失調症の症状が出た時にされるがままで良いのでしょうか?

もちろん休養を取る、病院に行くなどの対処法はあります

でも・・休養を取る時間も病院に行く時間も無い!という方が多いと思います

体調不良を我慢して頑張っている方って多いですよね?

ではストレスや自律神経失調症の被害を最小限にくい止め、あわよくば治癒を狙う・・しかもお金も時間も人手もかけずに済む方法・・

そんなオイシイ方法が呼吸法なのです

もちろん症状がひどい場合はお医者様の受診が最優先ですよ


良い呼吸法、理想的な呼吸法とはゆったりと自然体で行う呼吸です

しかしストレス等で呼吸筋のバランスが崩れると無意識のうちに呼吸が小さく浅くなります

深呼吸する事により心身ともに緊張がほぐれてきます

・・・でもこれは一時的でしかありません


乱れた呼吸に対し根本的な要因を解決をし理想的な呼吸法を取り戻す方法・・


非常に前置きが長くなりましたが今回のブログで最もお伝えしたいのがこれです!


皆様は運動した後、筋肉に疲れを感じてストレッチをしたら楽になった経験はありませんか?

そしてストレッチを日々、続けていたら筋肉が柔らかくなった経験はありませんか?


そうです呼吸筋も筋肉なのです

ストレスで呼吸が浅く小さくなった呼吸筋は本来の滑らかな働きが出来にくくなっているはずです


筋肉はストレッチする事により柔らかくなり・・滑らかに動くようになるのです


呼吸筋をストレッチする事が出来れば呼吸の問題は大きく改善するはずです

 

では呼吸筋をストレッチする方法を考えてみましょう

一般的にストレッチは呼吸を止めずに息を吐きながら伸ばす事が多いと思います

しかし呼吸筋ストレッチは少し違います

先程、お話しした様に呼吸筋は呼息筋(息を吐く)と吸息筋(息を吸う)に分かれていましたよね

おおむね呼息筋はお腹周り、吸息筋は首、肩周りにあります

呼息筋のストレッチは息を吐きながら・・・

吸息筋のストレッチは息を吸いながら・・・

しっかりスチレッチを行います


以上の事を踏まえて呼吸筋ストレッチを考えてみましょう

本来は喘息の患者さんのリハビリで行われているそうです


まずは呼息筋のストレッチから・・

まず頭の上で手を組みます

この時、手のひらは下を向けましょう

次に息を吐きながら両手を組んだまま手をあげます

そして息を吸いながら手を戻します


続いて吸息筋のストレッチをしてみましょう

手を頭の後ろで組みます(腹筋する時の手の位置ですね)

次に手を組んだまま 息を吐きながら大きく大きく腕を広げます

続いて息を吸いながら二つの動作を同時に行うのですが・・

両手で頭を前に倒します この動作で首の後ろの筋肉が伸びます

同時に広げている両腕を内側に曲げていきます


とりあえずこの2種類から試してみて下さい

少し疲れてきたなと感じたらそのたびにストレッチすると良いと思います

最初は慣れなくて動作と呼吸を合わせるのが上手くいかないかもしれませんが慣れるとスムーズに出来ると思います

なにより大切なのは呼吸をしながら行う事と気持ちよさを感じる程度で行う事です



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